【エモチル曲】過ぎゆく夏の終わりを感じるノスタルジックなChillサマーソング15選

”夏の終わり”と言えば、皆さんはどんな曲を思い浮かべるでしょうか。

猛烈な暑さが落ち着き、少しずつ日が落ちるのが早まっていく。季節の移ろいと同時に、陽気な雰囲気が名残惜しくも終わりを迎える。

今回はそんなノスタルジックさを感じる「エモい・チルい」楽曲を中心に選曲しました。

目次

夏の終わりを感じるエモチル楽曲15選

▼楽曲リスト
1. Summer Gate – 佐藤千亜紀
2. Summer vibe – K.A.N
3. Lost Summer – Youmentbay
4. クリーム – yama
5. 夏夜晩風 – Layton Wu
6. 19°- 君島大空
7. Fantasy – khai dreams
8. Drive – Sarah Kang (feat. Kevin Chung)
9. 海風 – Maica_n
10. Paradise – Milky Day,Elija Lee
11. September – 春野
12. 灯火 – 優河
13. 走馬灯で会いましょう – luvis
14. あなたの季節が – tonun
15. 帰り道 – kojikoji prod.GeG
※リンクをクリックすると該当楽曲へ移動できます

夏の終わりを感じさせるエモーショナルさは、BPM80〜100くらいの少しゆったりめな楽曲が良いです。

それぞれの楽曲を紹介していきます。一括で聴きたい方はこちらのHearStation365で投稿しているMix動画『今年の夏ももう終わるからさ』をご視聴ください。※上記一部楽曲は入っていません

Summer Gate – 佐藤千亜紀

イントロから楽曲の世界観に引き込まれます。エレクトロニックなピアノの音がビートに合わさり、空間にこだますることで感じる夏の浮遊感。同時にメロディーの切なさと相まってなんとも言えないエモみに包まれます。

Aメロでは『夏の扉が開く』という歌詞に始まり、Bメロで『夏の扉が閉まる』。始まりと終わりを感じる歌詞があることで、一夏感がイメージされ、より夏の終わりを振り返る気持ちにさせられます。時折バックで聞こえるギターの残響音がまた聴き心地良い。。。

夏の深夜に外で聴きたくなる1曲です。

Summer vibe – K.A.N

歌詞に『波打ち際』と出てくるようにビーチサイドが想像できる雰囲気

シンプルなエレクトロニック・ピアノの音色が心地よく響き癒されます。『月夜のビーチサイド』『長い髪を束ねる君の仕草』など具体的な情景を描く歌詞が特徴的で、目を瞑るとそんなビーチに自分もいるような気分で、涼しくなれる1曲。

『風に吹かれて 君の頬がふれる』。短いフレーズですが、この状況描写と相手への距離の近さ・心の近さが感じられる歌詞が好きです。

Lost Summer – Youmentbay

夏の夕暮れ時のお散歩電車にゆられる帰り道におすすめの1曲。

少しライトな音運びや少女のような軽やかな歌声、そこに合わさるギターの爽やかな音色がふわっと心地よい気持ちにさせてくれます。

『ピーチソーダの泡』「夕日が溶けていく頃』など涼しさとまろやかさが含まれた歌詞が曲調にピッタリ合っています。

クリーム – yama

イントロはなく、電車が過ぎていく音が聞え、急に「yama(ヤマ)」さんの芯のこもった声にハッとします。

「部屋のベランダでタバコを吹かしながら、物憂げに想いをはせている」そんなサムネにシンクロする気だるさ哀愁溢れる歌詞・メロディーが心に残ります。

また「クリーム」は一見甘さをイメージしますが、実際は夕焼けに映るタバコの煙のことを指すお洒落な比喩タイトルです。タバコの煙のように苦く、儚く消えていく想いが夏の儚さと重なります。

夏夜晩風 – Layton Wu

囁くような優しくメロウな歌声が病みつきになります。

「Layton Wu(ライトンウー)」さんは台湾育ちで、アメリカのシカゴを拠点に活動する音楽プロデューサー。プロフィールを覗くと、ジャズやソウル、ラテンなど様々なジャンルの音楽が根底にあるようで、それに加えてビートメイクのスキルもあるので、温故知新的な音楽表現が特徴です。

この楽曲は間奏のメロディーが日本人としては嬉しいシティポップ感も感じられるので、おすすめ。夏の夜風を思わせる涼しげなタイトルも良いです。

19°- 君島大空

ウィスパーボイスと言えば、個人的には「君島大空」さんが浮かびます。”温かさ”が滲むガッドギターをメインに奏でる本曲は、メロディー・歌詞・楽器の音色、どれをとっても”優しさ”で溢れています。

夏の終わりに夕日の落ちかけた川沿い、蛍光灯がチラチラと光る夜道、そんな少し寂しげな瞬間にこそより楽曲の優しさに包まれるでしょう。

『喋らなくてもいいよ 数えなくてもいいよ 歩き疲れた僕ら二人きり 喋らなくても良いよ』

過剰ではなく、そっと寄り添ってくれる1曲です。

Fantasy – khai dreams

1990年以降、日本人の夏の心は「ジブリ」にある。と言っても過言ではない気がします。夏の金曜ロードショーと言えば、「となりのトトロ」や「千と千尋」が繰り返し放送されています。

「千と千尋」では、海外で最も知られている「久石譲」さんの楽曲の一つ、「あの夏へ」(One Summer’s Day)が有名ですが、この曲は「あの夏へ」をサンプリングしたChillヒップホップ調の曲です。

聴き馴染みのある美しい旋律ににビートが乗って、あの夏へ運んでくれます。アーティストはベッドルームポップの新鋭と呼ばれる「khai dreams(カイドリームズ)」さん。

Drive – Sarah Kang (feat. Kevin Chung)

「Sarah Kang(サラ・カン)」さんは韓国系アメリカ人のシンガーソングライターです。メジャーなアーティストではないですが、ソウル・ポップス・ジャズ・R&Bなど多岐に根を張った音楽性で、いずれもグルーヴィーで心地よい楽曲を作り出します。

夏の終わりではなく、夏の間にカフェで流して欲しい曲として「Summer Is for Falling in Love」もおすすめ。

「Drive」はサムネにもあるような夕暮れ時のドライブにマッチしていて、もし車内で喧嘩してしまっても、そっと緊張を解いてくれる、そんな優し雰囲気の曲です。

海風 – Maica_n

この曲を聴くと、いつも心が音の波にさらわれます。イントロはピアノの儚げでありつつ少し懐かしさを感じるような調べ。

ドラムが入ってからは力強さが加わり、そこに「Maica_n(マイカ)」さんのハスキーな歌い方がいい意味でアンバランスさを出して、声(歌詞)にも集中しやすくなります。後半のチェロのような弦楽器の音が加わるとさらに懐かしさや切なさといった表現が豊かになり、思わず泣けてきます。

「Maica_n」さんが九州に住んでいた頃、亡くなったお祖母さんのことを思い出して作られた楽曲とのことで、そんな想いが音楽に溢れていているようにも感じました。夏の切なさや懐かしさとメロディーが重なるので、夏の終わりにピッタリな楽曲です。

Paradise – Milky Day,Elija Lee

「Milky Day(ミルキーデイ)」さんのメロウな歌声お洒落すぎるメロディーラインに耳がうっとりするでしょう。

タイトルにもあるように、君と僕だけの”パラダイス”(楽園)へ行きたいというラブソングではありますが、夏の夜に聴いていると波音が聞こえるような涼しけな気持ちにさせてくれる曲です。

September – 春野

「一夏の恋」といった言葉があるように、夏の季節は恋の始まりや終わりの曲が沢山あります。

「septmber」は”9月”とまさに夏の後半の恋の終わりを告げる曲です。「春野」さんの歌い上げる歌詞は英語ですが、悲しげな雰囲気が消え入りそうな声からヒシヒシと伝わり、切なさから来るエモみを膨らませます。

曲全体を通して、エレクトロニック・ピアノとビート音のみで構成されていて、結果そのシンプルさ飽きずに聴きたくなる効果を生み出しています。

灯火 – 優河

「海のように大きな優しさ、それが灯火になってあなたを、また誰かを輝かせていく」そんなメッセージが込められた、おおらかな気持ちにさせてくれる優しい1曲。

「優河」さんは澄み渡ったよく伸びる声が特徴で、また声にふくよかさがあるので、”海”を想起させるようなテーマの曲がとてもマッチしています。夏の終わり、防波堤で沈む夕日を見ながら聴いてみたくなります。

走馬灯で逢いましょう – luvis

京都在住Z世代のトラックメイカー「luvis(ルビス)」さんの夏を思い出す淡い楽曲

「走馬灯」と言えば、死に間際にフラッシュバックすると言われる過去の記憶のこと。そんな『走馬灯で逢いましょう』ということは、つまり”もう逢うことはない”という意味になります。『嗚呼忘れることのない』という歌詞からすると、忘れることのできない人だけれども、もう逢うことはない人を夏に思い出しているという情景が浮かびました。

淡い陽炎のような歌声と少し陽気なリズムで進行するので、夏の昼下がりに聴くまったりソング

あなたの季節が – tonun

甘さとスモーキーさを兼ね備えたシンガーソングライター「tonun(トヌン)」さん。ベッドタイムソングから爽やかな楽曲まで幅広い音楽性が光ります。

普段のチルめなグルーヴとは異なり、こちらは儚げに夏の終わりと共にいなくなってしまった恋人を思い出す切ない雰囲気。『金木犀が香り出す』という歌詞で、夏から秋への移ろいを感じさせ、本当はもっと夏の(彼女の)思い出と一緒に漂っていたいという気持ちとの対比が思い浮かびます。

切ない曲こそスモーキーな歌声が映えるので、夏の終わりの切なさを感じたい人におすすめ。

帰り道 – kojikoji prod.GeG

イントロのギターの音色を聴いた瞬間に、夕焼け空が想像できる。そんな夕暮れソングです。

「GeG「ジージ)」さんの穏やかな声と「kojikoji(コジコジ)」さんの透明感ある声の重なりがとても綺麗で心地よく、メロディーも相まってノスタルジーさを感じられます。

『ガラガラの電車に揺られて スライドする景色を眺めながら』『ひとつばかりの幸せを見た気がした 最寄駅の手前で』など、当たり前に溢れる、でも愛おしい日常を思い出させてくれる歌詞が素敵です。

まとめ

「夏の終わり」を感じられる楽曲は見つかりましたでしょうか。

人によって夏の終わりのイメージはバラツキがあるものの、どれか一つでもあなたの感性にカチッとハマる楽曲を紹介できていたら嬉しいです。

YuRuLi
サイトの管理人
TOKYO | WEB DIRECTOR
Youtube登録者19万人。
本業以外に、日常に溶け込むプレイリスト動画の作成や音楽キュレーションの仕事も。音楽、ガジェット、家具、小説、アートなど、好きなものを気ままに綴っていきます。自分の目や耳で体験した心揺れるものを紹介。

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