Youtubeなどで話題になった「Music Gateway」。音楽を聴き、プレイリストへの追加をすることでお金が稼げることから、誰でも始めやすい副業としてちょっぴり注目されています。
私自身、音楽キュレーターとして同種のプラットフォームに登録していているため、「Music Gateway」も試しに登録してみました。本記事では実際に稼げそうなのか、どんな仕組みや使い方なのかを探った結果をお伝えします。
さまざまなシーンに合わせた楽曲のmixを行うYoutubeチャンネルを運営。チャンネル登録者は19万人以上。ヨーロッパ最大の音楽キュレーションメディア「Groover」でトップキュレーター認定を持つ。
Music Gatewayとは? 仕組みについて
「Music Gateway」とは、音楽マーケティングプラットフォームの1つです。創業は2011年と割と老舗で、アメリカとイギリスにオフィスを構えています。
音楽を広めたいアーティストと音楽を広めらることのできる音楽キュレーターを繋ぐ架け橋的プラットフォームで、Spotifyのオフィシャルパートナーに認定されています。
利用しているアーティストの多くが外国人であり、日本人の登録アーティストやキュレーターはほんの一部です。そのためやり取りは英語が基本言語となりますが、Google翻訳やチャットGPTもあるため、言語に困ることはそれほどありません。
もし”稼ぐ”ことを目的としているなら、まずは「Music Gateway」へのキュレーター登録(無料)を行い、その後、プラットフォーム上で気に入った楽曲があれば、Spotifyのプレイリストへ追加することで収益がもらえる仕組みになっています。逆に言えば、用意するものはSpotifyのプレイリストのみでOKです。
楽曲へのレビューやプレイリストへの追加実績が蓄積されていくと、アーティスト側からも指定で、レビュー及びプレイリストへの追加依頼が入ってくるようになります。
Music GatewayのSpotifyプレイリスト
こういった音楽マーケティングプラットフォームでは、プラットフォーム自体もSpotifyなどのプレイリストを所有います。「Music Gateway」は名プレイリスト総フォロワー数は2万人近くとかなり大きな規模のようです。会社の規模も含め怪しいサイトではないことが伺えます。
Music Gatewayの登録条件
通常、音楽マーケティングプラットフォームと呼ばれるサービスでは、キューレーター登録するのに条件があります。「Playlist Push」や「Submithub」などメジャーなプラットフォームだと、Spotifyなど何かしら音楽共有するサービスで1,000人以上のフォロワー数が最低条件になっています。
加えて、アカウントだけでなくプレイリスト自体も500人以上のフォロワー数がいるなど厳しく審査されます。ただし、「Music Gateway」はサイト上探しても、特段細かい条件は見当たらなかったため、フォロワー数などの制限はないようです。
ただし、200以上のアクション(おそらくレビューやプレイリスト追加)をしないと報酬が受け取れないと記載があったので、一定数まではレビューなどをこなすことがある意味条件なのかと思います。
Music Gatewayで稼げる? 登録申請してみた
「MusicGateway」での登録方法は簡単で、こちらの申請フォームから「メールアドレス」「アカウント名」「Spotify」や「Youtube」などプレイリストを掲載するアカウントURL、「何曲くらい対応できるか」「どの音楽ジャンルを好むか」を入力するだけです。
申請フォームでも審査基準の記載が特段なかったため、おそらく門戸は広くとっているようです。なお、メールアドレスを登録するのに不安な方がいるかもしれませんが、特段変なところからメールがたくさん来るなどは起きていません。
さて、結論ですが、申請してから1ヶ月経過しても審査承認が降りませんでした。。。(おいっ)途中で気づいたのですがSpotifyの登録アドレスと同じメールアドレスで申請しないといけないようで、そちらで登録し直しました。
それでも承認メールは届かず。Youtubeで「Music Gateway」を紹介している動画を見ましたが、実際の操作画面などは映っていなかったため、おそらく現在「Music Gateway」は機能していない、もしくは審査に非常に時間がかかる状況になっているのかと思います。
たまにログインしてみても以下のメッセージ画面になり、「一生準備中やないか」とツッコんでしまいます。
時間がかかっているだけの可能性もあるので、続報が来たら記載します!
音楽キュレーターとして稼ぐ方法
「Music Gateway」では、現状キュレーター登録が出来ずでしたが、私自身複数の音楽マーケティングプラットフォームに登録しており、そちらでは実際に収益を作れています。
ただし、ほとんどがフォロワー数1000人以上という条件があるため、これから始めたいという人はそこで挫折してしまいます。
そのため、今から始めてみたいという人には「Groover Music」が個人的にはおすすめです。理由は以下です。
デメリットとして挙げるなら以下です。
「Submithub」では自分に直接依頼がなくとも、サイト内で掲載されている多くの音楽から自分でレビューやプレイリストへ追加する楽曲を探しにいけるので1レビューの収益は低いですが、登録さえできれば簡単に収益が出ます。
「Groover」は自分へのレビュー依頼を待つ必要があるため、フォロワー数が少なかったり、実績がない状態だと依頼があまりありません。誰でも始めやすい分、そういったデメリットはありますが、一定実績を積んでいくとガンガンレビュー依頼も来ますし、他のプラットフォームよりもメリットが多いのが特徴です。
他プラットフォームは慣れるまで画面がみづらかったり操作性が悪いのですが、「Groover」はそこらへんが優秀なのが個人的な推しポイント。英語が苦手な人はサイト内で右クリックをして、「日本語に訳す」というGoogle翻訳を使ってみてください。
【結論】まずは音楽キュレーターになろう
どういうプラットフォームであれ、まずは音楽キューレーターとしての実力を示す必要があります。「誰でも簡単に登録できるなら、とりあえず登録して稼ごっ」という気持ちでは、プレイリストも価値の低いものになり、アーティスト側からしても、依頼しようとは思えません。
日々、多くの音楽に触れ吸収し、それらをうまく整理したり共有していくことで信頼を得ることが何よりも大切です。「音楽が好き!」という根源的な気持ちがないと続けることも難しいでしょう。
逆にそれをしっかり続けていくと、プラットフォームだけでなく、直接アーティストの方やレーベルさんからのキューレーション依頼が入ってくることもあります。せっかく続けるならプロの音楽キュレーターを目指しましょう!
「FAQ】Music Gatewayでよくある質問
- Music Gatewayは安全ですか?
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キュレーター登録した際にメールアドレスの入力をしましたが、特段怪しいメールなどは届かず安全性は問題ありませんでした。
- Music Gatewayは副業として稼げますか?
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いえ、現在は音楽キュレーター登録の審査に非常に時間がかかるためすぐに収益を得るのは難しいでしょう
- Music Gatewayの使い方は?
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アーティストでも音楽キュレーターでもまずはMusic Gatewayへ登録します。SpotifyやAppleMusicなどのアカウントURLを準備。登録フォームでアーティスト名やキューレーター名とあわせてURLを貼りましょう。
- Music Gatewayで音楽キューレーターを始めるのに登録条件はありますか?
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いえ、特段フォロワー数などの条件はありません。ただし200以上のアクション(レビューやプレイリストへの追加)が収益を得るために必要です。