夜ってなぜか、1日の中で1番音楽を聴きたくなりませんか。
学校や仕事の帰り道。ちょっとしたお散歩やドライブ、それに寝る前の自分だけの時間。
そんな夜のひと時こそ、聴いてほしい曲たちを紹介します。ちなみに私は夜ベランダで煙草を吸いながら聴くのが好きです。
2020年より”チル”や”エモい”楽曲のmixを中心に扱うYoutubeチャンネルを運営。
チャンネル登録者は19万人以上。
夜にこそ聴きたいエモい曲20選
Youtubeチャンネルでは、トータル1,000曲以上のチル・エモソングを掲載してきたので、手っ取り早くエモい曲・チルい曲を聴きたいという方は、Youtubeで気になるタイトルをタップしてみてください。
1.「夜更かし」 – childspot
チル・エモの代表格アーティストと言える「childspot」(チルズポット)。曲の出だしから「質のいい夜更かしを過ごすために」と、なんとも力の抜けた覚悟がいい。ギターとドラムだけのシンプルな音で、ゆるゆるした夜の雰囲気がたっぷりに感じられます。
そこにカラッと乾きを感じるスモーキーな声が合っていて、ベランダからそっと吹いてくる夜風のようです。
2.「more than words」 – 羊文学
アニメ「呪術廻戦」のED曲として有名になった本曲。儚げなイントロのギターリフから心が掴まれます。
ネオン光る”夜の渋谷”から、少しだけ空が明るくなり始めたくらいの明け方にもマッチする雰囲気。シンプルながら骨太なフレーズで聴き飽きません。
夜の散歩中につい聴きたくなってしまう1曲です。
3.「Plastic Love」- Friday Night Plans
世界中でシティポップの再ブームを巻き起こした「竹内マリア」の『Plastic Love』のカバー。
原曲へのリスペクトはありつつ、「Friday Night Plans」の良質なアレンジが光り、よりモダンな音になっています。しっとりとしたボーカルの声が夜の雰囲気にたまらなく合ってるのも魅力。
原曲との違いを一言で表すなら、「竹内まりあ」の原曲は、”東京”。「Friday Night Plans」は、”TOKYO”という感じでしょうか。
4.「Moonlight」 – Yo-Sea
透きとおるような美しい声に、しっとりと耳元で囁くようなウィスパーボイスも兼ね備えたシンガー「Yo-Sea」。
夜の街を上から見下ろしているような気分になれる浮遊感あるトラックが最高です。個人的には、お酒を呑みながら料理をする時に聴くと贅沢な気分になれておすすめです。
5.「せいかつ」 – クボタカイ
眠れない夜は思わず聴きたくなって、再生ボタンを押すと、胸がキュッとしてもっと眠れなくなってしまう曲です。
まさにエモい夜を凝縮したようなギターのメロディ、生活感を感じる日常を描いた歌詞、サビのたゆたうような空気感、いつ聴いてもちょっと切ない気持ちになります。
サビのメロディは「RADWIMPS」の『夢番地』に似ています。
6.「ねむるまち」 – くじら feat.yama
夜のベランダで聴くのにこれ以上エモい曲があるでしょうか。煙草の煙が似合う気だるさと哀愁を帯びた声。シンセを軸にした静かでメロウな音運びが耳から離れません。
売れっ子ボカロPであり音楽プロデューサーの「くじら」が作った楽曲であり、初めて「yama」とコラボした曲。この曲のヒットにより「yama」が世間で大きく認知されました。
7.「在夜市再見」 – Cody・Lee(李) feat. タブゾンビ
ギター、トランペットの音色がエキゾチックで、台湾の夜に連れて行ってくれます。加えて歌詞の世界観も台湾の夜市が舞台。
ビール片手に夜と歩こう
一つを二人で飲もうよ
買ったTシャツ意味なんて一つも分からず
「とにかく良いの」と君は笑う
牛肉麺 葱油餅 小籠包
食べたいものリスト
LIKEあるけど足りない隙間
そんくらいが実はちょうど良いのかも
MVの終始甘酸っぱさが溢れる、夜のデート風景がかわいい。ビール片手に、夏の少し湿って暑い夜道を歩きながら聴きたいです。アウトロが気持ち良すぎるので、ぜひ最後まで聴いてみてください。
8.「踊り子」 – Vaundy
小松菜奈のノスタルジックで、儚なけげなPVが話題を呼んだ『踊り子』。
ドラムとベースだけの静かに、それでいてアップテンポなイントロから、「絶対いい曲だ」と耳が臨戦体制に。歌い届けるというよりも、独り言のように聞こえる「Vaundy」独特の歌い方に中毒性があります。
韓国でも大人気な本曲は、大ヒットだらけの「Vaundy」の中でも代名詞とも言える1曲になりました。
9.「一瞬」 – SIRUP
優しくも切ないギターの音色に、細かなビートやスネアの音が心地いい『一瞬』。「SIRUP」のスウィートな声が切ないメロディと絶妙なバランスです。
完成度が異常に高い「SIRUP」のファーストアルバム「SIRUP EP」にだけ収録されていて、意外と知られていない名曲です。
10.「FAKE LOVE」 – 堂村璃羽
「MISIA」の『陽のあたる場所』をサンプリングした『FAKE LOVE』で話題になった『堂村璃羽」(どうむら りう)。
彼の作る楽曲は、いずれもチルな雰囲気のトラックに、誰もが感じるような不安や孤独をリリックにしたラップです。『FAKE LOVE』はメロウな声で、女性視点にたったクズ男から逃れられない自分が描かれています。
11.「湿度」 – さらさ
アンニュイなメロディに、憂いを帯びた声。さらにリズミカルな歌唱と、聴く人誰もが心地よくなれます。
「さらさ」の独特なその歌声は、少し暗めな雰囲気のみに合うのかと思いつつ『火をつけて』などポップみもあるグルーヴでも聴きごたえ抜群です。歌唱力もあるアーティストからすると、声質は一つの武器でしかないのかもしれません。
12.「Climax Night」 – Yogee New Waves
シティポップ全盛期後、その系譜を脈々と受け継ぎ現代のシティポップブームを支える「Yogee New Waves」。
『 Climax Night』はその最高峰とも呼べる名曲です。流れた瞬間、ワクワクとドキドキを与えてくれるイントロ。期待を裏切らないシティポップ映えする声。
再生ボタンを押せば、脳内には夜の都会が浮かび、どこからか生暖かい夜の風が吹いてくるはずです。
13.「夢をみせて 」 – Cö shu Nie
スローテンポに美しいピアノの音が広がっていき、水の中にいるような感覚の中、切ない声が響いていくAメロ。恋愛の終わりを綴った「Cö shu Nie」(コシュウニエ)のヒット曲です。
「Cö shu Nie」の特徴である、繊細で詩的な歌詞が最大限発揮された世界観。厚みのあるビート音とピアノのリバーブによって幻想的なメロディが成立しています。
14.「Taxi driver」 – showmore, Gingigam
毎度巧みなアレンジと演奏力で魅せてくれる「showmore」(ショーモア)。ヴォーカルの「根津まなみ」の華麗で力強い声と音楽プロデューサー「井上惇志」の化学反応が素晴らしいです。
夜のドライブタイムに最適すぎるタイトル。過ぎ去っていくネオンの光が似合う、アップテンポでおしゃれなメロディとリズムが心地いいです。
15.「Your Song」 – 15MUS
やさしいビートアプローチで、ラップに抵抗感がある人でも聴きやすいエモ・チルヒップホップ曲。
「15MUS」(フィフティーンマス)の歌詞は日常に地続きなので、耳にスッと入ってきます。
現実を見ろって言われた
今まで何してたって言われた
尖ってる言葉なんてほんともういい んで
プライドもあの子も何処かに消えた
大人はきっと演じるもので
したい事全部飲み込んでるって
本当は昔と変わらないって
貴方は笑顔そんな事言った
この曲を聴くと、少し心がホッと一呼吸できる深呼吸ソングです。
16.「Lovely」 – Haruy,Hayata Kosugi
思わず体が揺れる、没入感のある気持ちいメロディとリズム。楽曲の制作は、亡くなってしまったSuchmos(サチモス)のベースHSUこと「Hayata Kosugi」によるものです。
どこか浮遊感のある、「Haruy」の声がチルサウンドにマッチしています。
「いつか消えることを知っているような半分本気のキス」
こんな美しい歌詞作ってみたい…。
17.「Nothing」 – WONK
美しすぎる旋律と包みこまれるようなフワッと優しい歌声。聴いていると、だんだん空に浮かぶ月までフワフワと飛んでいけるような気持ちになります。
「WONK」(ウォンク)は、ジャズ・ソウル・ヒップホップ・ロックなど多様な音楽をルーツに持つメンバーが集まっていて、どの曲も他のアーティストっぽさがないオリジナリティ高い楽曲です。ぜひ他楽曲も聴いていてほしいです。
18「Magic!」 – Kan Sano
バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業というJPOPでは異色の経歴を持つ「Kan Sano」。
高い音楽IQから紡ぎ出される曲は全て完成度が高すぎて、ハズレがありません。
『Magic!』は、ファンク、ディスコ感がありながら、そこに違和感なく入ってくる綺麗なピアノの旋律が絶妙に心地いい曲です。
19.「不確かな夜」 – RAq
車窓から見えるフワッと滲むネオンのように、やわらかな雰囲気のあるエモ・チルソングです。
シティポップ風なアーバンな音が歌詞に出てくる”東京”にマッチしていて、1人で過ごす都会の夜に聴きたい1曲。
Youtubeの再生数が500回ほどと、現時点では知名度の低い曲ですが、今後人気が出てくるかもしれません。
20.「Special Days」Joint Beauty, 藤原隆, ピーナッツくん
ビートメイカー「Jpint Beauty」が「藤原隆」と「ピーナッツくん」を客演に迎えたおしゃれ散らかしチルソング。
サックスの音色が思いっきり吹き抜けるイントロから「ああ、好きなやつ〜」となりました。「藤井隆」の爽やかな歌い方がこの曲に軽快さを与え、「ピーナッツくん」の癖になるダミ声とリリックがユニークさを生んでいます。
どんな時でもノレるハッピーさがあるので、友人と遊ぶ時などにもってこいの楽曲です。
夜に聴きたいエモい曲は尽きない
感傷的になりやすかったり、リラックスしたい夜は、音楽が最高の相棒になります。
今回紹介した楽曲以外にも、邦楽・洋楽含め多くのエモ・チル楽曲があるので、この記事で随時アップデートしていきます。
その他にも以下の記事では、エモ・チル楽曲を多数紹介しているので、参考にしてみてください。