無料プランと有料プランがある「Spotify(スポティファイ)」。
無料プランでもほかサービスと比較してできることが多いですが、同時に機能制限も多いため、「急にプレイリストと違う曲が流れる!」「聴きたい曲が聞けない!」などストレスに感じることも。
Spotifyを利用し尽くした筆者が、分かりづらい機能とその原因を解説します。また基本的な使い方、便利な裏ワザを画像と共にご紹介。
さまざまなシーンに合わせた楽曲のmixを行うYoutubeチャンネルを運営。
チャンネル登録者:19万人以上
Spotifyフォロワー数:6,000人以上
Spotifyの意味がわからない現象一覧
ネット上でよく上がっている質問だけでもこんなに、、、!
困っている現象があればタップしてみてください。
・聴きたい曲が聞けない
・プレイリストと違う曲が流れる
・曲のリピートできない
・グレーアウトして聞けない曲がある
・無料なのかわからない
・フリープランなのに広告が出ない
・フリープランなのに曲が選べる
・曲を流すと勝手に動画が流れる
ほとんどの原因が、無料プランによる機能制限にあります。それぞれ解説していきます。ここ以外の細かい疑問はFAQを参照ください。
聴きたい曲が聞けない
理由
無料プランだとシャッフル再生のみとなるため
Spotifyには「Spotify Free」という無料プランがあります。無料プランの場合、曲を選択して再生することはできず、”シャッフル再生のみ”となるので、聴きたい曲を自由に選ぶことができません。
なお、これは「Amazon Music」など無料プランを提供している音楽サブスクサービスの場合も同様です。
プレイリストを再生すると、一番上から始まり、その後はシャッフルで流れる仕様になります。
プレイリストと違う曲が流れる
理由
・15曲未満のプレイリストにはAIが自動で曲追加をするため
・自動再生がONになっているため
無料か有料プランかに関わらず、15曲未満のプレイリストの場合、最後の曲の後にはAIが曲を自動で追加します。
プレイリスト全体のリズムやメロディー、ジャンルにマッチした楽曲を追加してくれるので、新しい曲の発見につながるメリットがありますが、人によってはウザいと感じることも。
また15曲以上のプレイリストでも設定で「自動再生」をOFFにしないと、自動追加は発生します。なお、自動再生のON・OFFはデスクトップアプリ版でのみ(Andoridはスマホからも)変更可能です。(アカウントの設定→再生→自動再生をOFFの流れ)
曲のリピートができない
理由
無料プランだとリピート機能がないため
残念ながら、無料プランの場合、リピート機能がないため有料プランに変更する必要があります。またシャッフル再生となるため、戻るボタンでも同じ楽曲の再生にならないのが少々ストレス…。
グレーアウトして聞けない曲がある
理由
・通信状況が悪いため
・楽曲が許可されていない地域のため
稀にですが、プレイリストに入れていたはずの曲がグレーアウトして聞けないことがあります。
主な原因はWifiなどの通信状況です。接続し直すか、古いバージョンならアプリのアップデートで解決します。
Youtubeでもあることですが、楽曲によっては国が変わるとその地域に対して規制がかかっており、楽曲の再生ができないこともあります。
無料プランなのかわからない
プロフィールの設定から確認可能
自分のアカウントが無料プランなのか確認したい場合、以下手順で確認可能です。
フリー(無料)プランなのに広告が出ない
理由
登録してから1週間ほどは有料プランと同じ機能が利用できるため
「まだ有料プランにしていないのに、広告が出てこない。これってもしかして有料になっている?」と感じる人もいるはずです。
公式では特段記載がないためわかりづらいのですが、Spotifyは登録後1週間ほどは有料プランと同じ機能が付与される仕組みになっていることが理由です。
フリー(無料)プランなのに曲が選べる
理由
登録してから1週間ほどは有料プランと同じ機能が利用できるため
こちらも同様に、初回1週間ほどは機能制限がされていないため、自由に曲を選ぶことが可能になっています。
期間終了後はシャッフル再生のみとなります。
曲を再生すると動画が流れる
理由
アーティストやレーベル側の設定によるもの
Spotifyでは楽曲を再生すると、ジャケット画像ではなく、短いループ動画が流れるケースがあります。これはアーティスト側が登録している場合に、リッチな表示として出現します。
人によっては落ち着かないのでジャケット写真にしたい、通信食いそうだから止めたいというケースもあるはず。
こちら簡単に止められます。
プロフィールの「設定とプライバシー」→「再生」→「Canvas」をOFFにするだけです。
【結論】ほとんどの原因は無料プラン
Spotifyで「意味がわからない」となるケースの多くが、無料プランの機能制限にあります。
加えて、1週間は有料プランと同じ機能が付与されているため、余計にわかりづらい印象。
以下で、無料と有料のプランの違いを確認しておくと何が利用できてできないか頭の整理になります。
Spotify無料版と有料版の違い
比較項目 | 無料プラン | 有料プラン |
---|---|---|
料金 | 無料 | 月額980円 |
広告 | あり | なし |
音楽再生 | シャッフル再生のみ | オンデマンド再生 |
オフライン再生 | 不可 | 可 |
音質 | 最大160kbps | 最大320kbps |
ポッドキャスト聴取 | 不可 | 可 |
プレイリストの作成 | 可 | 可 |
曲送り・曲戻し | 1時間6回まで | 無制限 |
海外のサービスとはいえ、そもそもSpotify公式が無料と有料版の違いを丁寧にまとめてくれていないのが問題です。(でも最高の音楽サブスクサービスではある…)
【これだけは覚えておこう】Spotifyの基本操作
とりあえず以下だけ覚えたら最低限の利用は困らないです。
プレイリストの作成・削除方法
Spotifyを始めたら、好きな曲を集めた”自分だけのプレイリスト”を作りたいですよね。
なお、デフォルトでプレイリストは「公開」状態になっています。「公開」だと他の人が検索した時にヒットするようになります。
あえて、「非公開」にしたい場合は、プレイリストの「•••」をタップして、「非公開にする」をタップすれば、自分以外誰もプレイリストを見ることができなくなります。
アルバムやアーティストを「マイライブラリ」に追加する
1曲ずつではなく、アルバムごとすぐ聴けるように「マイライブラリ」へ追加したいという時は、お目当てのアルバムを検索して、+マークをタップするだけでOK。
またアーティストごと「マイライブラリ」へ追加したい場合は、「マイライブラリ」の一番下にいくと、「アーティストを追加」が表示されるので、そこをタップして、該当のアーティストを検索しましょう。
【知っていると便利】Spotifyの裏ワザ3つ
最後は、Spotifyを愛用する筆者が教える便利な裏ワザ集です。
データ通信の節約機能
Apple Musicにはない、Spotifyの魅力としてデータ通信量の節約機能があります。スマホの通信量を気にする場合は、「設定」→「データ節約モード」でONにするだけです。
データの通信状況に合わせた音質、ビデオ再生機能を止めるなどが自動的に行われます。
おしゃれに次の曲を再生できるAuto mix機能
Spotifyの独自機能として、次の曲を再生する際に、自然にスムースなmixをしてくれる「Automix」機能があります。
「設定」→「再生」で上記画面が出るので、「Automix」をONにして、クロスフェードの時間を自分の好みで調整すればOK。
曲の移動がシームレスになるので、おすすめです。
CD曲をSpotifyに取込むインポート機能
これはほとんど知られていませんが、SpotifyでもCD音源を取り込むことが可能です。
Spotifyでは権利の都合からジャニーズやハロプロ、山下達郎の曲などがありません。
ただし、この裏ワザを使うとそれすらもSpotifyでまとめて聴けます。
まずはApple MusicにCDを落とす流れで、CDをiTunesにインポートし、スマホのApple Musicに取り込みます。
そしたら楽曲の「•••」をタップして「ダウンロード」をタップします(私はすでにダウンロード済みのため「ダウンロード」の表示がない状況)
そしたらSpotifyの「設定」→「ローカルファイル」
こちらでONにしたら「マイライブラリ」に、ダウンロードしていた曲が追加されます。
なお、前提、音源はCDでないといけないので、ダウンロード音源は不可です。
Spotify意味がわからないに関するFAQ
- プレイリストを非公開にする方法は?
-
該当のプレイリストを開き、「•••」をタップし、「非公開にする」を押せば非公開となります。
- プレイリストのジャケットを変える方法は?
-
該当のプレイリストを開き、「•••」をタップし、「編集」でジャケット画像を変更可能です。
- オフライン再生する方法は?
-
プレイリストの「↓」ボタンをタップすることで、スマホに楽曲をダウンロードするため、ダウンロードした曲はwi-fiなどがないオフライン状況でも聴くことができます。なお、これは有料プランのみ可能な機能です。
- 音を自分好みにアレンジできる?
-
「設定」→「再生」→「イコライザ」で高音や低音のバランスなどを自分の好みに調整可能です。
【まとめ】Spotify意味がわからない?
正直、Spotifyは公式での丁寧な機能解説がありません。加えて、無料プランがあるため、どこまでの機能が使えるかが曖昧になってしまい、「意味がわからない!」となることも。
AIが勝手に好みの曲を表示してくれたりと、機能が多い分、混乱してしまうこともあります。
ただ筆者としては、Apple MusicやAmazon Musicなどよりも高機能で、使いこなすと最高の音楽サブスクサービスだと思います。
実はNetflixではSpotifyのサービスがどのように生まれたのかをドラマにした作品があります。
Spotify目線、アーティスト目線、レーベル目線と毎話視点が変わる内容で非常に面白かったです。
こういう背景まで見ると、少しSpotifyに愛着が湧くかもしれません笑。
よき音楽ライフをお送りください。