印象派の巨匠・モネの没後100年にあたる今年、9月18日(金)に『モネと時間旅行』(原題La Venue de l’avenir)が日本公開されます。ニッチになりやすいアートジャンルですが、世界で250万人を動員した話題作です。
STORY(あらすじ)
ノルマンディーの草原に、長いあいだ閉ざされていた古い屋敷があった。相続の権利を持つのは、互いに面識のない30人以上の一族。土地開発のために売却を迫られたパリ暮らしの親戚4人が、一族を代表して屋敷を調べに向かう。
やがて屋敷の奥から見つかったのは、白いドレスの女性が描かれた印象派らしき一枚の絵と、先祖アデルの手紙や写真だった。19世紀にノルマンディーからパリへ旅し、ベル・エポックを生きた謎の女性、アデル。彼女と絵にまつわる秘密がほどけていくにつれ、過去と現在が静かに重なりはじめる…
みどころ

本作のいちばんの楽しみは、スクリーンに実在の芸術家たちが“生身の人”として登場すること。モネをはじめ、ルノワールやセザンヌ、写真家のフェリックス・ナダール、作家のヴィクトル・ユゴーまでが顔を出します。オルセー美術館やオランジュリー美術館、モネの「睡蓮の庭」といった“聖地”も物語の舞台になり、クラピッシュ監督がかねて撮りたかったという”19世紀のパリ”が、たっぷりと描かれるそうです。
各印象派画家や彼らの作品が展示される美術館について予習しておきたい方は以下の記事などをご覧ください。
印象派~ポスト印象派の時代は特にエピソードの濃い画家が沢山います。偏屈王のドガに下手うまセザンヌ、印象派みんなの兄貴であるマネ、そのマネにぞっこんだったモリゾなどなど。
どこまで広く・深くこれらの画家が出てきて掘り下げられるのかにも注目したいです。
巨匠になる前のモネやルノワール、彼らがまだ何者でもない時代が描かれますが、その姿を見たあとでは、美術館で見慣れた一枚も、少し違って見えてくるかもしれません。
公開情報

- 『モネと時間旅行』(原題:La Venue de l’avenir)
- 2026年9月18日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開
- 監督・脚本:セドリック・クラピッシュ
- 出演:スザンヌ・ランドン、アブラム・ヴァプレ、ヴァンサン・マケーニュ ほか
- 配給:セテラ・インターナショナル
- 2025年/フランス/126分



